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いちごいちえ

山のこと。思う。感じる。

東山三十六峰マウンテンマラソン2016(前編)

2016年12月11日「東山三十六峰マウンテンマラソン」に参加した。

 

このレースは、京都の宝ヶ池をスタートし、比叡山の中腹から京都東山を南に縦断し伏見稲荷大社がゴールとなる、全長30kmのトレランレースだ。

この大会は今年で23回目と長い歴史があるそうで、また、大変人気があり、エントリーが開始されると1日もしないうちに定員に達するほどだという。

実際、エントリー直後に申し込んだため無事に出場できたものの、お昼を過ぎるとすでに申込は締め切られていた。

 

 「東山三十六峰マウンテンマラソン」(以下、東山)は私にとって出場3回目のレースとなる。

 


事の始まりは、今年8月28日。

私が初めて出場した山岳競争の大会「かっとび伊吹」の打ち上げのこと。

 

「かっとび伊吹」は、マラソンすら走ったことがない私が初めて参加したレース。(トレラン…ではなく、山岳マラソンというべきか)麓から伊吹山頂上までの10kmを、ただひたすら走って山を登るというレースである。

ひたすら走って上るだけのレースに、未経験の私がよくエントリーしたなと、後に何度か友達から言われたけれど、ひざ痛を度々起こしていた私の体には、登りのみ・下りがないという点で、割と安心して出場できたのだった。

 

 

話は戻り、打ち上げに居合わせたラン仲間はみな、東山に出るムードになり、私も内容をよく知らないまま(しいていえば、打上げ会場の家主さんがスタッフということだけ。笑)なんだか楽しそうだなと、お酒も入っていたし、走り終えた直後で自信を持てて気持ち良かったんだろうな。あまり迷いなく、「うん走ってみる〜!」と軽い返答をしたような気がする。

 

そのまま日は流れ、9月初めののエントリー日。

開始直後に勢いそのもので参加申込したのだった。

 

 出場を決めたものの、この時点で本格的なトレランレースの出場経験はなし。

今回の東山の手前に、10月に行われた花背トレイルラン(25km)も控えていた。

 

それから、立て続けてのレースに向けて、地道に練習を開始。

スマホアプリStravaの存在を教えてもらい、フォローさせていただいているラン仲間の日々のトレーニングにも刺激を受け、平日は会社からの帰り道10kmを走って帰ってみたり、電車に乗り京都へ大文字山を走りに行ったりした。

レース直前には、坂本から比叡山を登り、東山トレイルを27km走ったこともあった。

 

私なりのトレーニングの成果があったのか、10月に開催された花背では、4時間9分と、初めてだったものの年代別2位に表彰してもらえたので自信にもなった。

 

そして、11月には京都の北山を26kmほど走ったり(前回ブログ参照)、ソロで六甲山を芦屋から有馬温泉に走り抜けたり、軽いスタンスで「山を走る」ようになっていった。

 

その余裕からか、東山の30kmは、花背と比べると距離としては5km長いものの、標高差・累積標高は低い(東山は累積標高差1100m・標高差389m、花背は累積標高差1400m・標高差470m)ので、比較的優しいような印象を受けた。

 

とはいえ、未だに走ったことのない距離。まずは完走を目指そう。レースを完走できたら過去最長距離を更新できると思い、あえて高い目標は持たず、楽しもうと思った。



そして、大会の朝。

 

少し雲が多いが青空が覗き、晴れを前提とした気持ちのいい天気だった。
出町柳から叡山電鉄に乗り換え、二両編成のワンマンカーに乗り込んだ。
線路脇には住宅が建ち並び、その間を電車はゆっくりと走る。駅は無人で改札もなく、乗っているだけでのどかな空気が流れていた。こんなのんびりした風景が好きだ。

そういえば、高校時代は似たようなワンマン列車に揺られ、片道1時間かけて通学していた。昔を思い出して、少しのあいだ懐かしい気持ちにも浸れた。

午前7時40分、叡山電鉄「宝ヶ池」駅を降りた。
橋を渡り、10分ほど歩くと宝ヶ池公園のいこいの広場に到着。受付場所には沢山の人が集まっていたのですぐわかった。

8時を過ぎると、少しずつラン仲間の方々が集まり出し、ワクワクする気持ちはどんどん増していく。2度目だからか全く緊張感はなかった。というかリラックスしすぎ?

9時になり、第一陣のスタートを見送った。私を除いたランメンバーは皆さん第一陣で走る駿足の男性ばかり。そして9時5分に第二陣がスタートし、あっという間に9時10分。いよいよ初めて走る30kmが始まった。